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Last up date 8/24/0６ |
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Love Me Tender ♪ エルビス・プレスリーの歌を身振り手振りを交えながら歌いご満悦な日本の小泉首相は、６月末にブッシュ大統領とともにメンフィスにあるエルビスの旧宅グレースランドを訪れました。 プレスリーと全く同じ日に生まれたという小泉首相は、熱狂的なプレスリーファン。ブッシュ大統領もびっくりの彼の様子は、すっかり米国で有名になったことでしょう。 イチロー選手とともに米国でもっとも知られた日本人といって筆頭にあがるは、やはりニューヨーク・ヤンキースの松井選手でしょう。松井選手は残念ながら、今期初めの手首故障で、その活躍の場を失ってしまいました。日本では、野球の成績より彼の私生活のほうが話題の今日この頃かもしれません。 そんな中、７月４日、米国の独立記念日がやってきました。 独立記念日といえば、米国中が多彩なイベントを開催し、盛大に米国の独立を祝う国民の祝日です。ニューヨークのコニー・アイランドで行われるイベントは、「ホットドック早食い大会」。 この大会は、今年で９１回を数える歴史ある早食い大会（実は２回は中止されている）で、ホットドック店であるNathan's（ネーザンの店）が主催し米国でも超有名な大会。この大会に４年連続で優勝しているのが日本人・小林尊さんです。 実はこの大会、過去１０年において1999年を除く全ての大会で日本人が優勝。そのうち中島広文さんが1996年から３連勝。そして、小林がマッチョな米国人を押さえて昨年までに５連覇という偉業を成し遂げているのです。 今回の注目は、小林にライバルが現れたことです。カリフォルニア出身、身長185センチ体重103.5キロのがっしりした体格のイケメン米国人のジョーイ・チェストナッツさん。過去に１２分で５０個のホットドックを平らげた記録を持つチェストナッツが、昨年４９個で優勝を果たした小林さんを倒すかもしれない！そんな願望をもった米国人達が、固唾をのんで見守ったわけです。 チェストナッツは、過去に輝かしい戦歴を持っています。１０分で３２個のチーズサンドイッチ、１２分で２．５キロのポークリブ、１７３本の鳥手羽先を完食。どれも世界記録です。ホットドック大会の世界記録は５３個半。2004年の小林の記録です。小林以外の米国人は４０個がせいぜいという記録だから、今回のチェストナッツの戦いぶりに注目が集まったわけです。 今年の大会も、スポーツチャネルESPNが生放送。早食い大会がスポーツなのだろうか？という疑問はさておき、正午過ぎにその勝負の幕が切って落とされました。 中盤までは、チェストナッツが優勢。小林に２つ程度の差をつけて残り４分まで進みます。そこで 、小林がスパートをかけ一気に逆転。その差は、１つ、そして２つと拡がっていきます。最後１分半。両者がスパートをかけ始めました。世界記録の５３個半が頭をよぎるスピードです。 小林が猛烈な追い込みをかけ、チェストナッツを引き離し、残りは世界記録達成か否かのみに焦点が絞られます。カウントダウンがゼロになったところで、小林の口の中には確かに５４個目のホットドックが収められていました。
記録は５３個と４分の３！世界新記録です。 実は、彼は米国ではテレビの宣伝にも出てしまうほどの有名人。今、もっともホットな日本人はやっぱり小林でしょう！ （Sandy在ボストン） 「生活と環境」 2006.0７
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